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ヒストリーゾーン

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電信機

ブレゲ指字電信機(レプリカ)
ブレゲ指字電信機(レプリカ)

明治6年(1873年)に上京した田中久重は、電信機づくりに着手しました。

この電信機は明治2年(1869年)の電信創業期に使われたブレゲ指字電信機です。
向かって右の横型の器械は送信機、向かって左の縦型の器械は受信機です。
中央にあるのは受信のベルを鳴らす電鈴です。
送信機のハンドルを回し、円盤状に刻まれた文字を指し示すと、受信機の針も同様の文字を指し示します。
このようにブレゲ指字電信機は、モールス電信機のように文字・数字等のコードを必要とせず、容易に電文を読み取ることができましたが、送信速度が遅いことと遠距離の送信ができないことにより、やがてモールス電信機が主流となっていきました。

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