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ヒストリーゾーン
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計数形電子計算機TAC
東芝が製作した最初の計数形電子計算機は、昭和29年(1954年)3月に東京大学に納入したTAC(Todai Automatic Computer)です。
当時、マツダ研究所では電子計算機の将来性に着目して、その研究を行っていました。
TACはブラウン管の静電的記憶装置を有し、真空管式の演算回路によるもので、長寿命の真空管7,000本、記憶装置のブラウン管16本、安定電源整流器、制御卓からなる12架1卓の実装回路設計であり、構造設計を完了して、東京大学に納入しました。