館長あいさつ

館長の写真

当館の起源は古く1927(昭和2)年設立のマツダ照明学校にまで遡ります。当時普及し始めたばかりの照明をはじめとする電化製品の利便性や使い方を紹介する施設で、案内者による説明もあってまさに当館の原点といえる存在でした。残念ながらこの施設は1945(昭和20)年の空襲で灰じんに帰してしまいますが、1961(昭和36)年に「東芝科学館」として復活し、2014(平成26)年1月には「東芝未来科学館」として川崎駅前にリニューアルオープンいたしました。新旧合わせると、これまでの60年間で延べ1,000万人以上のお客様にご来館頂いております。

当館は3つの役割を担っています。一つ目は、豊かな社会の実現に向けた東芝グループの最先端技術や事業への取り組みの紹介です。二つ目は、新しい世の中を切り拓いてきた産業遺産の保存と歴史の伝承です。三つ目は、科学への興味関心を高める啓発活動と次の時代を担う青少年への科学技術教育の推進です。これらの役割を果たすべく、館内3つのゾーンで様々な工夫を凝らして情報を発信しています。

科学技術の発展は、私たちの暮らしをより豊かに、より快適なものにしてくれます。未来につながる先端科学技術のすごさと面白さを楽しく体験し、好奇心をかき立ててもらえたら幸いです。それはやがて世の中をより豊かにしようという情熱に変わるかもしれません。私たちは「人と科学のふれ合い」をテーマに、地域と連携した文化交流のコミュニケーション施設として活動を続けていきます。

さあ、一緒に未来を体感しましょう。皆さま方のご来館を心よりお待ちしております。

東芝未来科学館館長

福家 浩之

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